ウェディングブーケの選び方
花嫁衣装を引き立ててくれるブーケ。大切なアイテムだけに、慎重に選びたいですよね。
しかし色や形の種類がたくさんあるうえに、ドレスやヘアメイクのように「似合う」「似合わない」がないので、選ぶのが難しいと思っている花嫁さんも多いのではないでしょうか?そこで、こちらではブーケ選びのポイントについてご案内したいと思います。ぜひ自分らしいブーケを持ってウェディングに臨みましょう。
ウェディングブーケの形とおすすめドレスライン
カラードレスを着るときに持つブーケはドレスの色との相性が大事ですが、ウェディングドレスのときはブーケの形がポイントになります。
●ラウンドブーケ
花を丸いドーム型にまとめた定番ブーケのひとつ。使う花の種類によってフォーマルにもカジュアルにもできるので、比較的どんなシルエットのドレスとも相性が良いデザインです。Aラインやベルラインには特におすすめ。
よく使われている花:バラ、カーネーション、ガーベラ、トルコキキョウ、シャクヤク、など
●キャスケードブーケ
「小さな滝」という意味の名前のとおり、流れる滝のような逆三角形のデザインが特徴。長さによってもイメージが変えられます。下半身にボリュームのあるプリンセスラインやAラインのドレスにおすすめです。
よく使われている花:カサブランカ、ユリ、バラ、アマリリス、ラン、など
●オーバルブーケ
ラウンドブーケを縦に伸ばした楕円形のデザインです。どのドレスにも合いますが、中でもおすすめはプリンセスライン。キャスケードより短いので小柄な花嫁さんにもぴったりで、大きな花を使うとゴージャスに。
よく使われている花:バラ、カーネーション、シャクヤク、ラナンキュラス、など
●クレッセントブーケ
クレッセントとは英語で「三日月」のこと。ゆるやかな弧を描いた形のブーケです。優雅なイメージを演出してくれるので、マーメイドやエンパイアライン、Aラインのドレスと合わせて大人の雰囲気に仕上げましょう。
よく使われている花:トルコキキョウ、ユーチャリス、デルフィニューム、など
●クラッチブーケ
自然な形を生かして花を束ねたデザインで、ナチュラルな雰囲気がガーデンウェディングやカジュアルなパーティーによく映えます。マーメイドラインやスレンダーなエンパイアドレスなど、細身のシルエットにぴったり。
よく使われている花:カラー、ヒマワリ、など
●ハンギングブーケ
持ち手が付いているブーケで、最も人気なのは花が球状にちりばめられたボールブーケ。他にもバッグ型やバスケット型があります。細身のタイプ以外のドレスにおすすめで、カラードレスや和装と合わせる花嫁さんが多いようです。
よく使われている花:ダリア、ピンポンマム、バラ、キク、など
生花or造花
少し前まではウェディングブーケといえば生花が基本でしたが、近ごろは造花の人気が高まっています。
これは、技術の進歩により造花のクオリティが生花に引けを取らないようになり、結婚式の思い出として形に残したいと思う人が増えたから。ハワイウェディングを挙げるカップルの場合は帰国後に1.5次会やお披露目パーティーでも使いたいということで、造花のウェディングブーケを購入して日本から持ち込むケースが多いようです。
またブーケ制作を業者に依頼した場合、造花であれば生花より費用が抑えられるうえにイメージと違った場合にも作り直すことができます。季節が違う花を使うことも可能です。素材もポリエステルでできたシルクフラワーや絹でできたアートフラワー、軽量樹脂粘土でできたクレイフラワーなどさまざま。
最近の造花は至近距離で見ない限り造花だとわかりませんが、もちろん生花のような香りや新鮮な雰囲気はありません。ブーケトスやブーケプルズを予定している花嫁さんには生花の方が良いでしょう。